風立ちぬ 先行試写会 感想 評価 レビュー 評判 業界人は絶賛の嵐だが…「駄作」なのか?




風立ちぬ 先行試写会 感想 評価 レビュー 評判 業界人は絶賛の嵐だが…「駄作」なのか?
>映画「風立ちぬ」評論・考察

スタジオジブリ・宮崎駿の最新作、映画「風立ちぬ」を観てきました(試写会はすべて外れましたw)。

ネットでのこの映画の評判は、かなり割れてるというか、賛否両論のようですね。
以下は、私自身の感想・レビューです。

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庵野秀明の主人公・二郎…終始ヘタだが、あれこそ二郎くんだ


まず、鑑賞前は個人的に一番心配していた、エヴァンゲリオンの監督・庵野秀明の声優っぷりから。



はっきりいってかなり棒読みではあります。加えて、ヘタです。映画の当初はかなり気になります。
淡々として、全く感情がこもってないしゃべり方です。他の声の方が違和感がなくかなりいいので、特に浮いてます。


しかし、映画が進んで行くにつれて、だんだん気にならなくなってきます。なぜなら、「二郎くん」というこの主人公は、こういう人なのです。飄々としていて、世間離れしていて、つかみ所がなく、しかし冷たいのではなく、まったく私欲というものがないように見え、困っている人がいたら頭で考える前に体が動いているほど人に親切で、目の前の目標にいつも夢中で、子供のように無邪気。


庵野氏のキャラクターに、たぶん当たらずとも遠からず、です。アニメの声としてはヘタなんだけど、それが二郎くんなんだよね、と言う風にだんだん思わされます。後半に行くにつれて、違和感がなくなってきます。このしゃべり方がこの人のキャラクターなんだと思えます。


そして、映画の最後には、この「抑えた演技」が効いてきます。特にラストシーンは、この、感情が伝わらないような「木訥とした二郎くん」が言ったからこそ、涙する場面です。


宮崎駿監督は「声ではなく存在感で選んだ」と言ってますが、演者自身の個性や人生もその要素になっているような気がします。「死ぬ気でもがきながらもの作りをしている庵野秀明」だからこそ、ゼロ戦開発者の堀越二郎だったのではないでしょうか。


というわけで、個人的には庵野秀明の主人公・堀越二郎は「ヘタだけど、アリ」だと思いました。

その他の声優は…瀧本美織、西村雅彦、大竹しのぶ、野村萬斎、志田未来は最高!


その他の声優陣については、まったく違和感なく、「キャラクター以上の演技」をしていたように思います。

瀧本美織(里見菜穂子)


少女時代は無邪気で快活で明るく、10年後に「女性」となって二郎の前に現れた時には、しっとりと落ち着きある、それでいて非常にしっかりとした芯のある、古風な女性という演じ分けがうまいです。二郎の前では茶目っ気もあり、二郎の事を全面的に信頼し、時には聖母のように包み込む理想的な女性です。



西村雅彦(黒川)


いつも部下を睨みつけ、ガミガミ言うガンコ者で堅物の技術者ですが、芯はやさしい男。体が極端に小さいので、その分声がデカイです。



大竹しのぶ(黒川夫人)


まさしく「銃後を守る妻」。いつも凛として自己主張はしませんが、キリッとしてものの道理がよくわかっている人であり、「覚悟」ができている日本女性の鏡のような人。夫を立てつつも、言うべき時は言う。着物の動作が美しい。大竹しのぶがうまく演じてます。



野村萬斎(カプローニ)


二郎と夢の中で会話する飛行機設計者ですが、世の中を達観した底の深いキャラクター。「飛行機は夢であるが、実は兵器であり経済の道具であり、呪われた夢にもなる」という飛行機が持つ「悪魔的な部分」をも体現したようなキャラクター。狂言師ならでは、の独特の声の出し方が効いてます。



志田未来(堀越加代)


兄からまともに扱われない事をいつも不満に思っている勝ち気な妹。文句ばかり言ってますが、成人してからも兄の事を「にぃにぃ様」と呼んでます。おそらく相当なファザコンなのでしょうね。


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スタジオジブリ・宮崎駿の映画「風立ちぬ」の公開日が迫ってまいりました!
風立ちぬ 映画


スタジオジブリ宮崎駿最新作風立ちぬ」の先行試写会が先立って行われ
アニメ業界人をはじめとするクリエイターが、ツイッターなどで感想をつぶやいてます。

風立ちぬ 先行試写会 感想 評価 評判 レビュー【業界人】


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業界人の評価に関しては、絶賛の嵐です。

樋口真嗣 @higuchishinji
風立ちぬ、観た。
もうヤバい。
あの日々の日本を、美しい航空機を、健気な女の子を愛し抜く映画。
原点にして頂点。
そして主役の声がまさかの大ストライク。内輪褒めではない。
魂を鷲掴みにされて揺さぶられて大号泣だよ!

恐らく最高の形で映像化された
「ニッポン飛行機野郎」である!とも言える。
風立ちぬ 感想

※映画監督。代表作「ローレライ」「ガメラ」「日本沈没」「のぼうの城」等。元ガイナックス。



「魂を揺さぶられた」と最大級の賛辞を惜しみなく。
もっとも彼は奥さんがジブリのスタッフ(ハーモニー処理をしている高屋法子) なので、多少ヨイショもあるかとは思いますが…

ちなみに樋口真嗣氏、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」で「ヤシマ作戦」部分の絵コンテを担当。



細田守 @hosodamamoru
「風立ちぬ」試写を観せていただきました。こんなにいい映画はいままでになく、そしてこれからもない、というくらい、いい映画でした。
風立ちぬ 感想

※アニメ監督。代表作「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」等。

ちなみにこの人も元々「ハウルの動く城」の監督にいったん就任し、制作がうまくいかずに降ろされた、という経緯があります。



神山健治 @kixyuubann
昨日は「風立ちぬ」。本日は「モンスターズ・ユニバーシティ」の試写を拝見した。素晴らしい作品を観ると胸が苦しくなる。( ̄ー ̄)yー.'
風立ちぬ 感想

※アニメ監督。代表作「009 RE:CYBORG」「攻殻機動隊 S.A.C.」「東のエデン」等。




岩崎太整 @taiseiiwasaki
そういやジブリの「風立ちぬ」がモノラルで作られている事が発表されたけど、
モノラルっつーのは本来音に集中させるのに最も適しているんです。
会話がメインのAM、音楽がメインのFM。
AMがモノラル放送なのはそういう側面もあるとか。
実際に聞き比べてみるとよく分かります。

モノラルを単なる拘りだとか、懐古主義的な意味合いで考えて
グッときているようなのはその本質を全く捉えてない証拠。
モノラルは音が悪い訳でも、弱いわけでもありませんよ。
アナログとデジタルの問題とごっちゃにしてるだけ。
あと映画館って別に音はよくありません。

※「モテキ」など映画音楽を手がける作曲家



正直、私は「飛行機のSEを人間の肉声でやる」という部分が非常にひっかかって心配していたんですが。
この評価を見る限り、そう言った要素も「いい方向」に作用しているように感じられますね。

期待できそうです。楽しみになってきました〜♪

叶 精二 @seijikanoh
「風立ちぬ」関係者試写、鑑賞を終えました。
一言で申し上げると、
サイドブレーキを引いたまま、
アクセル全開で断続的に疾走する
クラシックカーのような、壮烈な作品でした。

※特にジブリ作品に造詣が深いアニメ研究家



佐藤利明 @toshiakis
「風立ちぬ」は夢を見ること、すなわち生きること、についての映画。関東大震災から敗戦までの生きること自体が困難な時代に、懸命に生き抜いた主人公に、ただただ胸を打たれる。ジュラルミンの機体の美しさと、兵器であるがゆえの悲しさ。ラストシークエンスの素晴らしさ。

※映画・音楽評論家、音楽プロデューサー




辻 壮一 @g2studio
マスコミ試写で「風立ちぬ」を鑑賞。
宮崎さんがいろんなものをそぎおとした演出したのを初めて見た気がする。
映画として素晴らしい作品でした。
飛行機映画ではなく、物事に懸命に取り組む青年の話。

※音楽学者



復刊ドットコム編集部 @fukkan_editors
風立ちぬ、試写会で拝見。
宮崎監督が一気に若々しくなった。
ヒロインが時々クラリス似なのも懐かしく、
また、アニメーション表現の新鮮な濃密さには絶句。
庵野さんの声もよかったです。

個人的には、ここ数作で一番好きな宮崎作品になりました!

※「復刊ドットコム」は、絶版になった書籍を復刊させるオンライン書店



菅野祐悟 @yugokanno
もうね、一言じゃ言えないんだけどね。
庵野監督の声優っぷりがね。。もう見て!w
最高傑作!
ジブリファンとしてなんも言えねーw
これからのクリエイターは宮崎監督という存在に苦しみ、越えなければいけない業を背負わされてしまった。
試写会ご招待ありがとう。あと最低2回劇場でみます!

※作曲家・音楽プロデューサー





井上伸一郎 @HP0128
会社に着きました。昨夜は宮崎駿監督作品「風立ちぬ」を試写で観ましました。「大人の本気」を感じる映画でした。優れた青春映画であり、純愛映画であり、(劇中でそのような台詞はほとんどありませんが)反戦映画でした。いつかこの映画のしっぽでも掴まえられる映画をつくれたらと思いました。続>
主人公を演じた庵野秀明さん、ヒロインを演じた瀧本美織さんの抑制が効いた演技も作品に合っていました。主人公は「零戦」の堀越二郎をモデルに、ストーリィは堀辰雄の「風立ちぬ」を下敷きにしています。2冊とも角川文庫で出ていますので、映画を観る前に読んでいただけると、より面白く観られます。

※角川書店取締役社長



門間雄介 @yusukemonma
映画「風立ちぬ」試写。正直驚いた。宮崎駿の新作は、ゼロ戦の設計に情熱を燃やした堀越二郎の青春と恋を描く、いや何よりサイレント期〜40年代のメロドラマを観たかのような不思議な後味の残る、宮崎アニメ史上類を見ない感傷的で叙情的なラブストーリー。7月公開。

※ライター・編集者 元「CUT」副編集長





百田尚樹 @hyakutanaoki
先日、アニメ「風立ちぬ」の試写を観た。ラストで零戦が現れたとき、思わず声が出てしまった。そのあとの主人公のセリフに涙が出た。素晴らしいアニメだった。

※作家。代表作「永遠の0」「海賊とよばれた男」





紀里谷和明 @kazuaki_kiriya
「風立ちぬ」見せていただきました。見事としか言いようのない作品でした。ありがとうございました。

※映画監督。代表作「CASSHERN」「GOEMON」





宇野維正 @uno_kore
「風立ちぬ」。とにかくクラシック!そしてポエティック!その国で最も名前の知られている巨匠が、その国で
最も秀でた作品を生み出す。そういうことって、ありそうでなかなかないんだわ。「風立ちぬ」はまさにそんな作品。
もうやりたい放題だった

※音楽・映画ジャーナリスト




細川洋平 @pomihei
スタジオジブリ「風立ちぬ」試写に行ってきました。もう、なにも言う事はあるまい、とにかく何からなにまで想いの詰まった120分でした。

※アニメ関連のライター




中森明夫 @a_i_jp
圧巻!
震災から敗戦に至る日本人の矜持、
飛行への夢、技術者の志、純愛…あまりに美しい。
とはいえ思想的にはまったく弱点だらけ。
相当な批判が予想される。
主人公の純粋さ、美しさを際立たせるため、
戦闘機の設計者としてのみ描き
戦闘機=戦争の加害性を免罪したなど
そういう非難は覚悟の上で遺作にも
近い晩年の力作を撮ったこの国を代表する老マエストロに、
安直な批判を行うのはためらう。
それほどに『風立ちぬ』は美しく、そして脆弱だ。
まるでこの国そのもののように。
宮崎駿監督には後続世代として
思想的な課題を与えられたように思う

※コラムニスト、編集者




大塚隆史 @takaswy1981
ご縁があって、
宮崎駿監督の「風立ちぬ」の試写を見させてもらいました。
うまく言葉にできませんが、凄く素敵な映画でした。
是非、劇場で。
7/20(土)から公開です。

※アニメ演出家




土屋敏男 @TSUTIYA_ON_LINE
ジブリ新作「風立ちぬ」を試写で見たのだが、
これは間違いなくもう一度映画館で見る

※TVプロデューサー



佐渡島庸平 @sadycork
「風立ちぬ」が素晴らしすぎて、茫然としてる。
ストーリーテリングではなく、
非常に繊細な感情の描写の積み重ねで物語りが前へと進んでいく。
作品世界の中にトリップしてしまった。
宮崎アニメの最高傑作ではないか。

※講談社編集者



柳下修平 @cinemawith
『風立ちぬ』総括 "魅力と欠点"
あれこれ10本も記事書いたけれど言いたいことは要はこれ。
生きる糧の映画だよ。
http://buff.ly/15w3n4M

※映画ブロガー。リンク先の記事は中々分析が良いです。必読。



津田大介 @tsuda
今日ジブリ最新作『風立ちぬ』の試写見てきました。狂気は狂気、美しいものは美しいものとして静かに描き、清々しくも切なく、悲しい、だけどストレートに楽しめるエンターテイメント作品でした。最高傑作との呼び声も納得。ただ、男性と女性で評価が違う気もします。庵野秀明さんの声も良かったです。

※ジャーナリスト


風立ちぬ 先行試写会 感想 評価 評判 レビュー【一般人】


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以下は一般人のツイッター
まず、絶賛の評価から。

宮崎駿監督の遺言ともいわれる[風立ちぬ]を試写会でみた。見せ方が集大成でありつつ今の世の中に対する思いをセリフでズバズバと突き刺すように言わせてたのが観ている中でちょっと辛かった。でも、甘くてほんのり苦い要素が最後に泪を誘う。初めてジブリで泣いた。


昨日は「風立ちぬ」の試写会に行ってきました。とてもいい映画です。あれひとりで家で観たのだったら声だして号泣してたかも…ラスト2〜3分あたり?はそれくらい泣けました。(TДT)ネタバレしちゃいけないのでこのへんにしますが、野村萬斎さんの声はやっぱり好き!


風立ちぬの試写わず!
感動!
さいこーすぎた!

おれ、一番好きかも.

公開したらみにいこー!

ジブリ好きはぜひ!


風立ちぬ終わった。
めっちゃ感動した
説明しようがないけど、
是非観て欲しい
いや、観るべき
こういう映画めっちゃすきや
菜穂子さん美し過ぎ


風立ちぬの試写会行って来ました
大人向けジブリだったよ
面白かった


「風立ちぬ」観て来た。夢へと進む良い話。だけど凄く悲しい。大人なジブリでした。荒井由美とジブリは鉄板だな。うん。


風立ちぬ試写会わず。庵野監督大丈夫かぁ?wと思ってたけどめちゃくちゃ良い味出してる… 今までで一番好きなジブリ作品越えたかもしれない… 色々詰めこまれてたけど感動したわ… 駿さんやっぱりマジパナいっす!!


風立ちぬ観てきた!!何とも深く切ない近年のジブリらしい作品だった(*´∇`*)


チーフが見に行った「風立ちぬ」
・面白かった
・大人向け、高畑寄り、若者や子供には難しい
・恋愛がメイン、女性向け
・飛行機の音は人が出している
・庵野は意外と普通
・女性はみんな泣く
らしい


ジブリ最新作の『風立ちぬ』の予告を観たけど熱量がすごかったな〜。
戦闘機の墜落していくシーンの描写素晴らしいと思いました。はやく観たーい。


風立ちぬの先行試写会見てきました。
本当に考えさせられる作品でした。
ハンカチなしでは見れませんでした。

やっぱりジブリは
見るたび心が洗われるような気がします。



風立ちぬ 先行試写会 感想 評価 評判 レビュー【一般人・今ひとつ・駄作】


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以下は評価イマイチ
「風立ちぬ」見終わったなう。これほど意味の分からない映画は初めて見た。意味わからなさすぎて寝そうになった。もしくは逆か。理解がてきなかった、うん。


【風立ちぬ】の試写会わず!くっそ難しいwwwwwww 難しすぎるぜ宮崎駿wwwwwwwwwwwwww


おわたー!!

うん、うん。うん、風立ちぬね!
うん、って感じ!!ただで見れたからまあいっかな!(*^^*)(笑)


風立ちぬ終わったー 切なかった… 子供には難しい話かもなぁ。あといくら有名人がキャストや言うたってやっぱり素人が声優やったらあかんわ


風立ちぬの試写会見てきた!絵も内容もほんと綺麗…綺麗だった…大満足だった ただ主人公が庵野じゃなければ…


「風立ちぬ」を観ました、素晴らしい映画でした、ただ小さいお子さんには難しいと思いました、それから時代背景的にも親がしっかり熟慮してから観せた方が良いかもしれません


「風立ちぬ」素敵な映画でした。しかし、アニメであれだけべたべたなリアリズムをやるとは思わなかった。少なくとも子どもが観て楽しめる映画ではないと思うんだけどどうなんだろう。涙腺緩んだけど


風立ちぬ観てきた。近年のジブリアニメらしい感じ。子供にはちょっと難しいかな。長年働いてきたお父さん向け?淡々としてます。面白かったけど。


宮崎駿監督の「風立ちぬ」の試写会終了〜!隣のカップルの彼女さんの「話がわかんない…」がすべてだと思います…確かに。



いかがでしょうか?ネットの情報ですと「駄作」という評価で確定のように見られますが…意外とそんな事はないような?

風立ちぬ 先行試写会 感想 評価 評判 レビュー【Yahoo!映画レビューから】


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以下はYahoo!の映画レビューから拾ってみました。
ある意味、ここの評価が一番深いかも知れません。

力作。新境地。

今作を鑑賞し、改めてそのアニメ作家として、映画監督としての底力を感じることができて嬉しかったです。誰も及ばないイマジネーションの広がりはなくなったのかも知れませんが(作品の題材のせいもあるかも)、その分ドラマ作りの卓越さや繊細さが感じられた気がします。はっきりと大人向けの内容で、今までのジブリ作品のファンの中には受け入れられない方も多いかとは思いましたが、私はまだまだ枯れるどころか新境地を開いていく宮崎監督の創造力の力強さと、これからの作品への期待にワクワクしました。さらに、エンディングの「ひこうき雲」。まるでこの曲にインスパイアされて映画を作ったのかと思うほどのはまり方に感動しました。さすがユーミン、さすが宮崎監督。ただ、やはり声優のキャスティングはあまりにも残念、、、プロフェッショナルを抜擢して欲しかった、、、今までの作品でも「ん〜???」ということはありましたが、主役はやめて下さい。「もし、声が違ったら、、、」の残念感で満点がつけられないのがものすごく残念。


素晴らしかった

試写会で観させてもらいました。
宮崎監督のロックを感じました。

内容は、大人向けです。
そして小さい子供でも(物心ついてる年齢として)
この映画に何かちょっとでも感じられる子供は
志ある生き方ができるかもしれません。


夏の映画はエンターテイメント性重視で
そのとき誰かとその映画の時間を楽しめれば
それでいい、映画館を出て1日経ったら
さっぱり“忘れて”刹那的な楽しみ方できればいい
という人には、ちょっと向かないかもしれません。

エンターテイメント性ももちろん宮崎監督なので
追求していますが、それ以上に、監督が奥に抱えている
時代の捉え方やリアルな考え方が詰まっています。


また庵野さんの起用も良かったです。
声優・役者が、ばっちりとジブリアニメのキャラクター造形に
ハマった耳障りのいい演技をしてしまっては、ただの現実の歴史を
素材にした創作ファンタジー作品になっていたかもしれません。

たとえばラピュタは、創作であって現実じゃありません。
なので声優さんの演技が至極はまっていて
イマジネーション・ファンタジー作品として大変面白いです。

しかし風立ちぬの内容は、創作を超えた先に
現実を素材にした故の、嘘ではない大事なものが奥に詰まっています。
そこを感じさせたいという意図が、庵野さんの起用であり
そして実際見た上でもうまくそれが表現できていると思いました。

役者が上手く当ててしまっては
耳障りよく流れてしまいそうな言葉も、いい意味で
バタ臭く・泥臭い、キャラクターボイスではない
生々しい生きた人間の声としてこちらに伝わってきます。


また、音響も素晴らしかったです。
関東大震災のシーンの声SEのおどろおどろしさは
背筋に寒気すら感じるほどのおぞましさがあり
リアリズムの追求ばかりの昨今、音響も印象派な
使い方がなされていて素晴らしかったです。
これは映画館で見て体験するメリットの1つだと思いました。


『 飛行機は 美しい夢 ☆ 』

映画が 始まって、大空に ジブリの色が見えた時、
「うわぁ〜♪ ジブリの世界が 始まった〜♪」と
もう、ワクワクしてしまいました ☆

夢の世界から 大正時代の風景へ
夢と現実の色が
こんなにもはっきりと見えてくるのか…って思うくらい
やっぱり… 映像は 素晴らしい

『飛行機は 美しい夢』と
映画の中のセリフにもありましたが、
その夢は、ほんとに明るくて、楽しくて、
のびのびと描かれています


公開より ひと足早く、観せていただきました

試写会場に流れる ユーミンの「ひこうき雲」を聴いて、
学生時代を思い出しながら(笑)
入り口でいただいたチラシを読みました

そこには、
宮崎駿監督が、この作品をどう作りあげようとしたか
その「企画書」「映像についての覚書」なるものが
載っていて…

この映画の存在を知って、
詳しい情報を入れてはいなかったんですが
ここで、初めて 作品のことを詳しく知り、
監督の想いを 映像を通して、
共有していくことになりました

零戦の設計者 堀越二郎の物語です
そこに 「風立ちぬ」の作者 堀辰雄もことも入れて、
作り上げられた「二郎」と、
イタリアの飛行機設計家、カプローニ、
恋に落ちる菜穂子との物語が 描かれています

企画書に書かれていたこと

 この映画は戦争を糾弾しようというものではない。
 ゼロ戦の優秀さで
 日本の若者を鼓舞しようというものでもない。
 本当は民間機を作りたかったなどとかばう心算もない。

監督の想いを素直に受け取って観ていくと、
純粋に 空を飛ぶことに憧れ、夢を叶えていく
独創性と才能に秀でた二郎の生き様が 見えてきます

そして、菜穂子と二郎のふたりの初々しさも
切なく胸に響いてきて…

現実を分かっていても、そばにいたい… 触れていたい…と想う気持ち
手を繋いで… のシーンは、今 思い出しても
また、胸がきゅんとなってしまいます

これは、子どもたちへ…というより、
おとなの物語かもしれません

人生を積み重ねてきたからこそ、より深く
二郎や菜穂子の気持ちに寄り添い、
共感できるような気がしています

どちらかというと、淡々と進んでいくので、
正直、途中、たらーんと感じた時もありました
でも、その 淡々 の中に 見る側の気持ちが重なって
心に深く残っていく感じがします

最後のシーンを観たとき、
零戦に乗って、帰って来れなかった少年たちや
青年たちがいたことを思い出し、
二郎の人生の その周りの悲しい現実が見えてきて…
切ない気持ちで、胸が苦しくなってしまったけど、

ひとつの物語として、
いつまでも余韻が残る あたたかい作品だったと思います


気になったところ…を ちょっと付け加え

 *映画の中に出てきた 紙飛行機と 傘のシーン、
  ディズニーの短編アニメ
  「紙ひこうき」「ブルーアンブレラ」と
  ちょっと重なって見えてしまったのは…私だけ?(笑)

 *声優さんのことが 話題になってるみたいですが、
  全く予備知識なく観た私としては、
  何の違和感も感じなかったなぁ…と…


人の思いの最高点にある尊さ

試写会にて鑑賞させていただきました。
私は大変に感銘を受ける場面の多かった作品となりましたので、
みなさまのあまりのレビューの低さに驚きましてのレビューです。

映画を見終わり、家に帰るまでの記憶はあまりありません。
あまりに心に残るシーンが多く、そのひとつひとつを思い出しては
感動をしていたからです。

私にとっては、風の谷のナウシカの主人公であるナウシカのような、
人としての最高の徳、崇高さのようなものを、今回の映画では、何度も、小さな登場人物にまで感じたために
そのひとつひとつを思い出しては、思いを馳せるという事になりました。

貧しいにも関わらずほどこしをいらないと言う幼い姉弟
旅立ったなおこを追ってはいけないと妹に諭す婦人
愛する人に心配をかけまいと青ざめているだろう顔に紅をさす菜穂子
死に際まで一緒にではなく、キレイな時を見てもらいたいという菜緒子の思い
もう自分達には残された時間がないとわかっている二郎の奈緒子への思い

ひとつひとつが、ナウシカのラストシーンに匹敵するほど私には重く、
なにか言葉では表せないような尊さを感じたとしか言い表しようがありません。

たしかに、庵野さんの声優は棒読みで、それを気にしないように見るのは大変でした。
私もやはり、他の声優さんだったらよかったと思いましたし、音楽のいらないシーンで音楽が流れていることや、退屈に思う人もいるだろうシーンがつづくことも、もちろん上映中に感じていました。
周囲の観客の方々の退屈だという思いを遮断して映画に集中する必要がありましたし、監督はどうしてしまったのだろうと少し思いもしましたが、

構成や人をひきつける脚本力、また演技力というものを
もしかしたらそういうモノは全て必要ないのかもしれないとさえ思えるほどの、
宮崎監督の集大成である、人の美しさ、人の思いの最高点にある尊さを
ふんだんに見られたのではないかなと思っています。

ナウシカの美しさ、ナウシカの崇高さ、ナウシカの自己犠牲や愛といったものが
あまりにも繊細に、日常の中で、普通の人々によって行われておりましたので、
それを見られただけでも十分だった、ということになっています。

この映画はファンタジーにわくわくする映画でもなく、
構成やストーリーに引き込まれ胸打たれるものでもなく、
ただ小さな主人公達の思いの尊さに感動する映画なのではと感じています。


素人にはわからない良さ。

軍用機好きの私のつぼにはまり、涙が出ました。
あまり知らない人にはわからないこともあるかも。


良かった!

一足早く、試写会で観ました。
ここでの評価が酷いものもあったので、あまり期待しないで臨みましたが、
始めから古き良き日本の風景や二郎の夢の世界に釘付けに。
個人的にはやっぱり関東大震災や昔のリゾートホテルの様子やサナトリウムの風景が特に印象に残ってます。

庵野さんの声は確かに上手くはありませんが、
理系男子の不器用さとは妙にマッチしていて、
避難するほど酷いとも思いませんでした。

そしてエンディングの「ひこうき雲」は最高です。


風が吹き抜けた爽やかさ。傑作です。

運よく試写会で鑑賞できました。
傑作でした!

うまいこと書けないだろうから、感想はまだにしてました。
でも梅雨があけ、ここ数日続く快晴を見上げて
美しいけどなぜか少し空しくなる。この感情が風立ちぬを見終わった気持ちと
ぴったり重なるので自分の気持ちを書き表したくなりました。

私は永遠の0を読了し、堀越二郎氏に興味がありました。
この映画の中の二郎さんは、実在の堀越二郎ではありません。
『飛行機を作る』部分だけ借りてきていますが。
現実をはみ出さない領域でのファンタジーだと思います。


そう解釈していても、幼少期の二郎の
『僕は美しい飛行機を作りたいんです』という言葉に
すでに目頭が熱くなりました。

実在の堀越二郎氏だって、戦争に勝つためになんて思ってなかったのだと
思います。純粋に飛行機を作りたかった。
それなのに、名機ゼロは多くの若者を戦地へ送り出し、帰らせることができなかった。
そんな風に現実とリンクさせると胸がつまる。。

でも、そんな私の心情はよそに
映画は風のようにながれていきます。

淡々としていた、つまらない、という感想もわかります。
でも私はちっともつまらなくなかった。
そこはやはりジブリだからこそ。1つ1つのシーンが生きてます。

地震を擬人化したシーンなんか、
ジブリにしか出来ないんじゃないかなぁ。
日本が誇れるアニメーションだと、うれしくなり、鳥肌がたちました。
風が吹き抜けるシーン、菜穂子との結婚のしとやかなシーン。
ストーリーは淡々としてても、魅せてくれます。

(なにが違うのか言い表すのが難しいのですけど
宮崎吾朗氏の映画は、まだ人以外のシーンが生きてないと感じます。)


正直なところ、菜穂子のような女性は幻想です。
あんな美しくて強いひと、滅多といないでしょ。
…同性としてのやっかみです。笑
きっと男性側からしたら二郎やアシタカみたいな男だっていないよ、
って思っているのでしょうね。

いいんですアニメーションですから。

子供向けではないという意見があります。
それもそのはずです。
駿監督はアニメは子供のために作るものだという一貫した姿勢があったそうですが
風立ちぬは自分の作りたいものを作ったそうです。
だから子供には少し難しいかもしれません。

でも、だからといって、見せないほうがいいわけではないです。
その子が持つ感受性は計り知れない。
つまらないと思うかもしれないけど、それはその子が判断すること。

私は幼少期からジブリを見て育ちましたが
幼い自分が見たらどう思ったのだろうとドキドキします。
好きにはならないかもしれないけどきっとなにか心には残ったでしょう。


最後に声優さんについてですが。
庵野監督は棒読みです。普段吹き替えをタレントさんなんかがされてると
イライラするタイプの私です。
でもなぜか今回の庵野監督はハマっていました。
ちょっと不器用なところが合っているというか。。
そもそも駿監督が『自分が作りたいもの』を作ったんです。
合ってる合ってないじゃなく、これが作りたかった完成系なんでしょうから。
これが正解なんだと思います。

他の方々も皆いいです。滝本美織さんも本当に素敵でした。
宮崎駿監督、本当に素晴らしい映画をありとうございます。


風立ちぬ 観た

一番好きな宮崎作品


素直に

素敵
心の中を気持ちのよい風がはしり
心を洗われました。
ジブリのいずれの作品も好きですが こんな気分になれるのは初めてです。
素直にメッセージを受け止めれます。
またみたい
子供にも是非見せたい


洒落てるよ

洒落た話だよね。ジブリはあまりみないが、みんな頭が良く、処世術に長けたキャラばかりだね、新婚生活も甘酸っぱく描かれていたけど、ちょっと悲しかったよね


夢と愛を、教えてくれた。

幼くしても、分からないことはきっとあります。
ぼくも全てが分かった訳じゃありません。
けれども、伝えたいことは必ず伝わります。
この作品が教えてくれた、大人の良さ、そして

 夢と愛 を、忘れずに生きてゆきます。

     「いざ 生きめやも。」


いざ生きやめも

試写で見ました。率直な感想から言いますと。最高でした。宮崎駿監督最高傑作と言われるのも納得いきます。 ファンタジーがよかった いままでと違うからどうかな なんて言ってる方は見ないで結構。
 
見る前からどうなんだろうと思っていた堀越二郎役の庵野監督ですが、これがナイスキャスティングだと思いました。本職ではないのでところどころ うーん?という場面も御座いましたが主人公のキャラクター像とぴったりきて心地よかったです

風が運んで来て風に流れていくすばらしい映画でした。あと2回劇場で見たいです。

参考にならないレビューを最後まで御読み頂き有難うございました


夢と仕事と恋愛に真っ直ぐに生きた主人公

とにかく絵が美しく、動画の動きが宮崎駿にしか出来ない素晴らしさでした。
今回主人公がイケメンでヒロインが健気な美少女という設定はラピュタ以来じゃないかと
思います。映画前半はミリヲタ監督らしく、飛行機、夢、仕事の話が主軸
後半は恋と仕事、栄光と挫折そしてラストシーンへって感じです。

映画の中で「時間は10年だ力を尽くして生きなさい」という意味のセリフのやりとりが
夢のなかのカプローニさんとあります。
さらに持ち時間のないヒロインも精一杯愛に生きます。

限りある人生の時間を力を尽くして生きていってほしいというメッセージが込められた映画だと思いました。


風立ちぬを観て

今までの作品と比べて奥が深い作品だと感じました。理由は飛行機を造る事に熱中して、カプローニ伯爵とのやりとりが本人のやる気を出して、奈緒子さんとの出会いで、彼女が結核なってても、愛を貫いて行こうと決めながらも、奈緒子自身も自分の死を看取れたくないと感じて病院に戻って行って亡くなってしまって最後のシーンで会えた所は感動しました


風立ちぬ 先行試写会 感想 評価 評判 レビュー【Yahoo!映画レビュー・今ひとつ・駄作】


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以下はYahoo!の映画レビューでもイマイチの評価を集めてみました。

誰も庵野起用を止められなかった。

庵野自身は最初から誤ちを十分自覚していた。宮崎氏も声入れの時に起用の過ちに気づいていた。
鈴木Pは、駿氏と心中する覚悟しかなかった。裸の大様は最後まで庵野起用を貫いた。もし、ここに純真無垢な子供か、或いは自分の感覚に正直な女性がいたなら、きっと言うだろう!
「主役の声を入れ直しなさい、悪いこと言わないから」って。


声優が・・・

内容も声優もがっかりでした。特に庵野さんには本当にひどい。
映画に感情移入できるかどうか、声優さんの力って本当に重要なのに、これでぶち壊しです。
ポニョの時の所さんもそうだけど、何故声優としてはプロではない人を使うのかな〜。
庵野さんだってアニメ作ってる側の人だから声優の重要性は知ってるはず。
何があったのか知らないけど絶対断るべきでしょう。
徹夜とかで着彩してるアニメーターさんや他のスタッフたちに失礼です。
内容も・・・。宮崎さんには昔のルパンやラピュタ、紅の豚など血湧き肉踊る冒険活劇を作ってほしいなぁ〜。もう無理なのでしょうか?


声優選びに異議あり

早速主人公の声に非難囂々ですね。
やはりという感じですわ。
宮崎さんは、はっきり言って声優選びのセンスが全くありませんな。
なんで本職を使わないのだろう。理解に苦しむ。
トトロの糸井重里は何度観ても慣れないし、子供達も下手だね〜と嘲笑している始末。。。
ハウルの倍賞美津子もしかり。
声を聞いて声優の姿が浮かんでしまうのはマズいでしょう。
百歩譲って脇役なら許せます。しかし本作では、思いっきり主役でしょう。
監督も監督ですが、受けた庵野さんもどうかしている。
自分の才能の無さ(勿論声優に対しての)は十二分に承知しているはずなのに。
なぜ、周りが止めなかったのか。
鈴木さん、あなたは宮崎監督のイエスマンなのか!?



伝えたいことはわかるのですが…

久々の試写会は【風立ちぬ】、宮崎駿監督で期待度も大大大…
結果から言うと…「うぅ〜〜〜ん」
でも、エンドロール後、拍手がおきていました。これは、試写会では初めてです

何ていうのかな…まず、あらすじを聞くだけで、子供向けではないと思います
私の前の座席の方は小学生3人を連れてきていらっしゃいましたが、3人とも始まってぐに飽きてました
ジブリ映画は、子供も大人もワクワク・ドキドキするような映画を見たいです
始まりの映像はジブリらしい、映像でワクワクしました
夢の中の映像ですが、屋根の上から、飛行機(自家製?)に乗って飛び立ちます
宮崎監督、きっと「飛ぶ映像」が好きなんですね…

宮崎監督の描きたかったことは、よぉ〜〜くわかるのだけど…
きっと、昭和20年代の方には、ノスタルジック満載なんだろうな。。。
30年代生まれの私には、頭ではわかるけど実感として共感を覚えないっていう感想
二郎の夢である「飛行機の設計」と「菜穂子との恋」が同時進行で進み、ラストはポーンと時間を越えたところで終わります
「菜穂子との恋」は内容の中で省いても良かったのではないでしょうか?
そうすれば、もっとスッキリわかりやすく【飛行機に架ける夢】を描けたのでは?と、思います
むしろ、菜穂子は足手まといなのではないかと感じてしまいました
「男の夢」に女のわがままが介入したようで、ちょっとイライラしてしまいました
ラストにポーンと飛ぶまでに、もう少し二郎が設計した飛行機が「ゼロ戦」になっていく過程と苦悩を描いて欲しかったです
「一機も戻ってきませんでした」のひと言を聞き逃したら、何の意味も無くなってしまいます

あと、声優
皆さんの指摘が多い、二郎役の庵野秀明サン
最初の「よかったら、ここへどうぞ」と、汽車の中で女の人に席を譲るシーンで、コケタ(笑)
みなさんの不満が理解できました。。。 ちょっと、あんまりかも???
やっぱり、声優さんを使うべきだったのではないでしょうか…


やっぱり残念

さすがに幼児には難しいかもしれませんが一概に子供向けでないとは言いません。宮崎作品にしてはラブシーンもちゃんと書かれていましたが、清楚にまとまっています。逆に大人でも向いていない人もいると思いました。その時歴史が動いたとか、NHKスペシャルとかドキュメンタリドラマや飛行機が好きな人にはオススメの映画です。
地震のシーンや試作機の試運転等映像的に引き込まれる描写が多々有り、アニメーションとしての映像表現の美しさはファンタジー以外のところにも随所に存在していました。

反面、内容がリアルなため、ジブリらしい幻想的な部分はすべて二郎の夢のなかに反映されており、いささか唐突にも感じます。押井監督みたいに夢と現実の境界がドロっとした曖昧なものでもなく、うまく融合できていないので混沌とした不安感を味わうこともなくただ上滑りしている印象でした。
また、人が飛行機の効果音をやっていることも有り、あからさまにそれが分かる部分は正直辛かったです。プロペラのブルブルするところは画面の向こうで人が口を震わせているのが如実に想像できてしまうのでどうものめり込めませんでした。「ゴウン」と口で言っている効果音とか酷すぎて笑ってしまいました。(ストーリー上は全然おかしなシーンではない)

そして皆さん仰っていますが二郎の声…。
声絶賛してるのって、宮崎監督とか樋口さんとか日常的に庵野さんの声を聞いている人たちだけじゃないですか?
そりゃ人の声なんてキレイじゃなくてもずっと聞いてると慣れるし、演技も本職じゃない知人が頑張ってやってたら好意的にもなりますよ。
まず、少年時代の変声期前の生き生きした可愛い声から突然枯れたおっさんになる違和感…。庵野声一声目は誰が喋ってるか信じたくありませんでした。
くぐもっているし張りがないし、特に滑舌がいいわけでもないし。
聞いているうちに慣れるかと思いましたが最後まで無理でした。
周りの声に違和感を感じないだけに本当に残念です。
声だけだと上司より老けてるじゃないかー!もう棒でもなんでもいいからせめて歳相応にしてくださいよ。
倍賞美津子さんみたいに老若の声の使い分けとか求めないよ。素人だもの。
しかし百歩譲って妥協を重ねて二郎のぼんやりとした温和な感じを出したくてあんな朴訥な声を選んだのかと思ったら「早口・滑舌がいい・凛としている」というのが監督の評価ポイントとあって愕然としました。せめて声に合わせてもっとモッサリとしたビジュアルだったらここまで違和感もなかったろうに。
あれでOKになる辺り、宮崎さんの老いを感じられて悲しくなりました。
20代の時は10代を若いと思う、30代になったら20代までを若いと思う、年齢を重ねるとそういう線引がどんどん繰り上がっていきます。それでいくと70代だもの、、庵野さんの声でも問題ないと思えても仕方ないのかな…。

また、「自分の夢に忠実にまっすぐ進んだ人物を描きたいのである。」とありましたが、夢をまっすぐ追うことに焦点を当てすぎて潔すぎて、逆に二郎に血が通っていない印象も受けました。ここらへんも、演じる人が考えてやったらもっと魂の吹きこまれた主人公になったのではないでしょうか。感情輸入する前に違和感ばかりが先行してしまい残念でなりません。
庵野さんはエヴァの劇場版を凛とした声で指揮しててください。待ってます…。


ジブリは、本当にこれでいいの?

はっきり言ってアニメ向きではないし、ジブリの映画だからと子供を連れて行くとどうかと思います。テレビでこの映画を盛り上げようとしていますが、ジブリだから、宮崎駿監督作品だからと何でも大ヒットさせてしまう日本の国民性に疑問を感じます。


評価が低いレビューは「やっぱり庵野秀明の声がなー…」というのと「ジブリなのに子供向きじゃない」というものが多いようですね。


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そして、完成後の「風立ちぬ」を観た監督の宮崎駿、庵野秀明、主題歌担当の松任谷由実のことば(以下、「WalkersPlus」の記事より引用)。

宮崎監督が自分の作品を見て涙をしたのは初めてだったそうで、「情けない」と苦笑い。庵野も「号泣してました。宮さん、泣くんだ!と思って、僕はそれを見れて幸せでした」とコメント。松任谷も宮崎の感涙について「わあ、うらやましいなと。重みがありますね」と感動し、映画の感想について「我慢しても嗚咽が出てしまいました。素晴らしい作品に参加させていただき、本当に嬉しいです」と語った。

宮崎監督は庵野を「現代で一番傷つきながら生きている人」ということで主人公に抜擢したそうで「庵野に声をやってもらって本当に良かった」と感無量の様子。MCの中山秀征と、松任谷は「初夜のシーンがすごく良かった」と語ると、庵野は「自分はこんな感じだったと思い出しながらやってました。ラブシーンは恥ずかしいです。嫁に見せられない」と照れていた。

庵野は、『風の谷のナウシカ』(84)のクライマックスの巨神兵の原画を担当して以来、ずっと親交があったが、彼にとって宮崎監督とはどういう存在なのか?「宮さんには、いろいろと教えていただいた。それが僕にとって全てです。超える超えないとかは別として、アニメーションは、映画とは、こういうふうに作るんだという見本を示してくれた人。師匠です」と力強く語った。



「風立ちぬ」は、制作した監督自身も泣く映画のようですね。


しかも今回は「初夜」のシーンあり?!
主人公・堀越二郎と、ヒロイン・里見菜穂子が?
(たぶんソフト表現とは思いますが…)「SEXシーン」ありって事?!
【風立ちぬ 試写会 感想 評価 レビューの最新記事】
この記事へのコメント
うーん。
最後のシーンにいろいろ監督の伝えたいことなどが特につまっいたと思うんですが。
永遠の0をよんだあとに見たからなのか0に乗って命を落とされた方のことを思い出しかなり切なくなりました。

Posted by なぎ at 2013年07月21日 03:51
とてもおもしろかったです。主人公の人が助けるところが、感動しました。またこんな良い映画が、あったら良いな・・・
Posted by 綿屋葵 at 2013年07月27日 17:33
この作品は、観る人に、一定量の人生経験、葛藤、知識、ヒューマニズム、等を以ったうえで見て欲しい、この時勢だからこそ尚更、魂の奥底に訴えるもの、最後まで、大人が故に作品の中に入り込んでしまう、日本の近代史、当時世界観、などが盛り込まれ、子供達には、申し訳無いが、現代の大人へ忘れかけたピュアな心の部分ににジブリが問う作品ではないだろうか。
Posted by J501 at 2013年07月28日 10:18
今日『風立ちぬ』観てきました。
夢と現実の世界を行ったりきたり・・・。
ちょっと置いてけぼりを喰らった感じもありました。
内容は深く、何度も観ながらじっくり自分なりの解釈をしたいなぁ。
ヒロイン役の瀧本さんの声が素敵でした。
Posted by さくさく at 2013年07月29日 00:53
そもそも堀越二郎と堀辰夫は違いすぎる。堀辰夫の風立ちぬ は恋人とともに「死」までの時間を精一杯生き抜く、その描写の美しさ・・・一方 堀越二郎は飛行機にすべてを賭けた人生。当然 まとまりない作品となる。堀越二郎にむりやり原作ででてくる結核の彼女、軽井沢 富士見サナトリウムをくっつけただけで、内容の中途半端さに苛立ちさえ感じてしまった。あのドイツ人の意味もそうだし、全体がふわっとした いったい何を伝えたいのかが見えてこない。宮崎駿が自分の作品に初めて泣きました との前振りがあったのもあり、かなり期待していったが、いったいどこで涙するの?という感じ。それほど原作が泣けるから(素晴らしい)なのかもしれないが・・
Posted by チャッキ at 2013年08月03日 08:27
仕事人としての公の面、プライベートな私の面が鮮明に感じられた物語だと思います。最後は愛する人も夢であった美しい機体「零戦」も露と消えます。それでも前を向いて歩いていく…。私は泣きましたよ。
Posted by うずまきナルト at 2013年08月14日 16:11
この映画は観る人の教養の深さが問われる作品だと思います。
教養が深い人は場面毎に色々考えさせられて最後には大きな感動が生まれますし、教養の浅い人には退屈でつまらない映画で終わってしまうと思います。
この映画を観た方々の感想を聞いて、何となくその人の”人となり”が透けて見える気がしてなりません。
Posted by natasha at 2013年08月20日 15:25
映画をみるのに教養どうのこうのは関係ありませんね。逆に教養あるひとならわかる映画なのでしょうか。それを試す如く人となりが見える?高飛車な発言は慎みましょう
Posted by ヒロ at 2013年08月31日 14:59
映画をみるのに教養どうのこうのは関係ありませんね。逆に教養あるひとならわかる映画なのでしょうか。それを試す如く人となりが見える?高飛車な発言は慎みましょう
Posted by ヒロ at 2013年08月31日 15:01
↑同意。ただ確かに一定の知識や教養がないと楽しめないと思うよこの映画は。極端なこといえば3、4歳の子どもが見たってこの映画は退屈でしかないだろうし。
Posted by ぴん at 2013年09月13日 16:19
なにもかもが中途半端。堀辰夫の名作を汚しやがったパヤオが許せない
Posted by あ at 2014年07月07日 23:39
昨日なんだか無性に風立ちぬが見たくなり二度目の鑑賞をさせていただきました。友人の一人は開始20分程度で爆睡してしまいましたが、私ともう一人の友人は食入る様にラストまで会話もなく見入っていました。
作品に対しては賛否両論あると思います。(私の友人の一人もそうだったので、、、)
しかし、私は幼少の頃よりジブリ作品に胸躍りワクワクしながら鑑賞していたのを今でも覚えています。過去の作品を鑑賞しながら想像を膨らませて興奮してきた幼少期から思春期(傷害、窃盗、恐喝、公務執行妨害等々していました)頃も楽しませて頂きました。
そして父になり2人の子供を授かり、一緒になってジブリ作品を鑑賞しています。
表現の仕方が分かりませんが、ジブリ作品と共に成長してきた私は今回の風立ちぬを拝見させて頂き今の日本国民が忘れた美しさを思い出させてくれる素晴らしい作品だと思います。
私の子供たちも大きくなったら一味違った感受性で風立ちぬを見て何かしら感じ取ってもらいたいと思います。

いい作品でした。
Posted by at 2015年02月16日 09:29
教養云々はまったく関係なく、作品としてみた時に『中途半端な駄作』としか思えませんでした。
声優の表現力の乏しさ、内容の半端さ、音楽のミスマッチとひどい内容でした。
引退作との事でしたが、宮崎駿の老いを感じたと言う面では感慨深いものがありました。
最後に『わかった風』を装うのは簡単です。
しかしジブリや宮崎駿の名前に押されずに、正しい評価をすべきだと思いますよ。
Posted by   at 2015年02月20日 23:01
駄作以前の問題。二郎のあれが「飄々」だと?
単に感情のない、説得力のない、危機感のない、いらつくだけの声。
あれを「良い」と感じる感性が理解不能。

声優の演技を「娼婦の声」だというなれば、
庵野の演技は「ロボットのように希薄な何か」の声。
「素人」でも「一般人」でもない、それ未満。
あんなんリアルでいたら気持ち悪いだろ。

あと、演出面でも議論の場の表現も非現実的過ぎて、何だか
大量の人形がガチャガチャ動いてるだけのようで説得力がない。

過去作は確かに傑作も多かったけど、それを今回の作品に対する
評価に持ち込むのはただのひいき目だ。
Posted by 酔鯨 at 2015年02月21日 16:12
無声映画にした方が良かったな
SEも酷かった・・・
ぶぶぶぶ〜ん、ばほぉ〜ん、笑わそうとしてるでしょ
Posted by   at 2015年02月23日 05:23
夢と現実のはざまを通り抜けた風の様な映画・・・
虚構と史実を織り交ぜながら誰も触れることのできない主人公の
クリエイタ―魂に通じる要素を持つであろう方に朴訥声を任せたところに
遠い日の幻灯をみるかの様な視点の意図を感じました。

そう・・・「幻灯機の時代」といった言葉のニュアンス想起すら
させられる流れ・・・それは

濃くも薄くもなく、速さも遅さもない、夢でも現実ですらない、
人間譚という思いが紡ぎだす流れ・・・

フィクションでありながら
構成力と味付けの絶妙さにおいての完成度は凄まじい領域・・・
この時代の中でこれを見た人の本質を
さらけ出される・・・ノンフィクション

まるで自分像が映し出される幻灯機の世界を逆に見せられたか
のような気分にさせられることにすら通じている・・・
さらにそれを感じさせない様にコーティングされているのだから

構成力と味付けにおいての完成度は凄まじい領域・・・
計算ずくめで設計された飛行機が風のごとくに舞うような・・・
それでいて計算では測れない人間の可能性と、
人間の理想と現実のはざまでの葛藤と、
達しえない円満さとは何かに想いを馳せることを
風が吹くことを象徴的に題しながら思いを託している。

たとえて言うなら
風を知らない人にはいい風が吹きますようにといった思いすら
そのことすら風任せとなされている意図を隠さない隠し味。

絶妙とはこういうものをいうのかもしれません。
 
Posted by at 2015年03月08日 22:43
声で否定するのはその人の感性だろうが、内容で批判してる人のコメントを見ると、読み込めてないと思わざるを得ない、かな。。
これはポニョやアリエッティとは違って大人向けのアニメだから、教養は必要だと感じる
何が伝えたいのか分からないと感じるのは、そこまで人間が達していないということ
トトロとかラピュタとかディズニーとかとは違う映画
Posted by at 2015年03月20日 13:29
教養がないと見れない駄作
そもそも主人公はゼロ戦を作ってない掛け合わせの創作人物
なぜ家族は了承したのか疑問
Posted by at 2015年03月24日 03:12
そもそも主人公はゼロ戦を作ってない掛け合わせの創作人物
なぜ家族は了承したのか疑問
Posted by は at 2015年03月24日 03:13
何で声優を使わなかったのか 何でSEを声で表現したのか
何で主人公が機械的、無機質的な描かれ方をしてたのかって疑問に
全くと言っていいほど考察もせずに ただ表面だけを批判するのはあまりに軽率じゃありませんかね
子供の感想文じゃあるまいし

そういった人間を端から相手にしてない作品なので仕方ないと思われますが
Posted by at 2015年04月23日 20:17
この映画は危険だ。
遅発信管付き爆弾のように、心の奥深くにめり込んでから爆発する。

郷愁を基調とした精緻なアニメ描写…たとえばそれは機関車が発車するとき一斉に揺れる窓ガラスだったりする。本当に細々としたところまで注意が払われた、恐ろしいほどの情熱を持った表現だ…は、否応なく過去の日本の記憶に引火し、次々に燃え広がり、個々人の大切な思い出に至って大誘爆を起こす。
大絶賛する者の評価には、己の過去に出会えたことへの、震えるほどの深い喜びが含まれている。
失望する者は、ガンビアベイのようにあまりに装甲が薄すぎて、この爆弾が爆発する前に、貫通してしまったのだろう。

見る者の記憶を媒介とする作品である以上、評価が分かれることは仕方が無い。
主人公の声を声優に変えるなどして、当たった瞬間に爆発するよう調整することは出来る。
だが、表面的な爆発は、本体に意外とダメージを遺さない。すぐに回復され、忘れ去られてしまうということだ。
人生の終着点に近づきつつある老監督は、忘れ去られるより、深く印象づけることを望んだのだ。分かってくれる者の心の中で「生きる」ために。
貫通の精度を上げるために生き様の似ている者をわざわざ選んだのだ。脚本に表しきれない、行間の空気まで追い求めるために。
何ミリでもより深く、観た者の奥底に至って大爆発を起こし、『宮崎駿此処にあり、此処に生く!』と叫ぶために。
Posted by at 2015年07月05日 15:43
真珠湾攻撃の日(12月8日)にはじめてみました。
.
ひとことで言えば、作画が非常に奇麗で、クールジャパンと称される現在の日本のアニメの世界的評価の中で、アニメという表現の枠組みで宮崎が一人の肩に背負い、大戦の敵討ちをしようと試みたんであろうなという宮崎の個人的な作品。
.
深夜アニメにおいて大人向け作品は営業成績がのきなみ悪い傾向があるので
大人向け作品といわれる本作風立ちぬがマスカルチャーで絶賛されるとすれば気持ち悪い

深夜アニメの大人向け作品で恋愛抜きに成立してるものもあるので、マスカルチャーに支持させるには恋愛がないとだめなのかとも

美化されすぎてはいますが、予算をふんだんにかけた大人向け作品ということで大いに評価します。
Posted by at 2015年12月09日 18:40
最近DVDを買って初めて見ました。
当時の日本が置かれた状況と、それぞれの人達の生き方を描いた良い作品だと思います。
主人公を演じる庵野監督の読みは、当初確かに下手糞だと思いましたが、
2回目に見てみると、このアニメの中の堀越二郎の不器用で飄々としたキャラクターに合っていて、
これはこれでありだと思えるようになりました。

アフレコに関しては、プロの声優を使うべきと言う意見もあり、
例えばハウルの動く城の倍賞千恵子さんが老若を演じるのは無理があったとも効きます。
でも、倍賞千恵子さんは若い頃からあんな感じの声で、しかも主人公の少女が地味だけど凛としたキャラで、
若い頃の倍賞千恵子さん演じるさくらのようなイメージなので、違和感は感じませんでした。
テクニックに勝るプロの声優を起用するより、登場人物のキャラに近いイメージの声の人を起用する方がリアリティがあり、
アニメ映画としての厚みが出て来る様に自分は思います。
Posted by at 2016年03月22日 17:32
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