ジブリ 風立ちぬ 二郎と菜穂子の結婚式(婚礼・家入の儀)で、黒川夫妻がのべる口上の内容・意味は?



ジブリ 風立ちぬ 二郎と菜穂子の結婚式(婚礼・家入の儀)で、黒川夫妻がのべる口上の内容・意味は?

名古屋で仕事をする二郎の元に、結核療養所から抜け出した菜穂子が訪れ、そのまま黒川邸で婚礼の儀(結婚式)を上げることになります。

その婚礼の儀に、何か寸劇のように介添人がお互いに口上を述べる場面があります。

これは尾張の風習だろうかと思ったんですが、この口上自体は宮崎駿監督が考えたオリジナルだそうです。しかし一般的な昔の婚礼の儀で、このように口上を述べる風習は、全国各地にあったようです。


では、その内容は以下です。

新婦と、灯りを持った介添人が廊下を進み、新郎と介添人の待つ部屋の正面でまず口上を述べる。
新婦の介添人「申す 七珍万宝投げ捨てて 身ひとつにて山を下りし みめうるわしき乙女なり いかーに」
中にいる新郎の介添人が応える。
新郎の介添人「申す 雨露しのぐ屋根もなく 鈍感愚物のオノコなり それでもよければお入りください」
新婦の介添人「いざ 夫婦の契り 常しなえ」灯りを吹き消し、障子を開けて、新郎の前に新婦をお披露目する。


七珍万宝(しっちんまんぽう)
全財産
身ひとつ
自分の体ひとつ(何も持たずに)
みめうるわしき
美しい(女性限定の表現)
雨露しのぐ屋根もなく
住むところもなく
鈍感愚物のオノコ
鈍感でノロマな男
夫婦の契り(めおとのちぎり)
夫婦の誓い
常しなえ
永遠に



今風の言い方に訳しますと
新婦の付添人「申し上げます。財産もすべて捨て、体ひとつで山を降りてきた美しい乙女がここにおります。入ってもよろしいですか?」新郎の付添人「雨露がしのげる家も持っておりません。ここにいるのは鈍感でノロマな男です。それでもよかったら、お入りください」新婦の付添人「それでは、夫婦の誓いが永遠に続くことを祈りつつ…」

こんな所でしょうか?





posted by トトロ at 18:04 | Comment(2) | 風立ちぬ 豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「鈍感愚物の男(おのこ)なり」だと思うのですが。
Posted by at 2013年07月24日 18:47
「鈍感愚物の男(おのこ)なり」だと思うのですが。
Posted by 折衷学派 at 2013年07月24日 18:48
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。